「やりたいことをやれる」と感じたのが決め手。今でもあの時の「ワクワク」は忘れません
個人加盟店舗 本宮・二本松店(福島県) 佐藤さん
- 加盟年度
- 2022年4月
- 売 上
- 平均月商95万
- 運営形態
- 個人
- 前 職
- 某ディスカウントストア店長
Q1.独立・開業のきっかけを教えてください
私は前職で店長として店の経営に深く関わる役職で仕事をしていました。主な業務としては施設の修繕や従業員のケア、リスクマネジメント、CSR活動などを主な業務として、企業存続のための利益確保を目標に行ってきました。
さらに前職は全国規模の企業だったため、転勤も多くあり様々なお客様と触れ合う機会を多く頂き、喜んでいただける事が無性に嬉しかったんです。その業務の中で、より地域に密着し、よりお客様に寄り添った事、喜んでもらえる事は出来ないだろうかと考えるようになり、その考えも相まって自分自身で経営をしたい気持ちが徐々に大きくなってきたため開業しました。
Q2.他に検討したフランチャイズはありますか?
ハウスクリーニングFC、便利屋FC、コンビニFC、唐揚げ屋、光触媒コーティング、雨どいFCなど
Q3.数あるフランチャイズチェーンの中から家工房を選んだ決め手は何でしたか?
起業する時に自分の中にあった最大の疑問が、自分がどのような事を行えば、人と地域を幸せに出来て、企業として(まだ個人事業主ですけど(笑))未来永劫、存続出来るかという問いに他のフランチャイズは規制や制約が多く、自身の疑問に関する問いにはアンマッチでした。しかし家工房は、お客様の困ったに関して全力で応える事が出来る自由裁量権が多くありました。
説明会などで家工房を知れば知るほど「やりたいことをやれる」と感じたので決めました。今でもあの時の「ワクワク」は忘れません。
Q4.営業や施工経験はありましたか?それとも初めてでしたか?
前職で営業経験はありましたし、人と話すのが好きなので心配はしていなかったのですが、施工経験は屋根に登った事も、エアコンを洗浄したことも、壁紙を貼ったことなんて一切ありませんでした。
Q5.本部のサポートはどのようなものがありますか?
まず、開業前は事前研修があり、施工の基本を教えて頂けます。
開業日から3日間は本部のスーパーバイザーに同行していただき、電話対応から見積もり、成約までの流れで、お客様のご要望やお困り事に寄り添えるように改善したほうが良いところを都度アドバイス頂くことが出来ました。
同行終了後にも電話連絡や施工写真を送り、アドバイス頂けるなど、開業後にもサポートしてもらっています。
Q6.お客様に家工房を知ってもらうために、どうやって集客していますか?
集客は1ヶ月~1.5ヶ月に1度のチラシだけです。特に集客活動は行っていませんが、月平均30件ほどの依頼を頂いております。
Q7.家工房で仕事をしていて、苦労したエピソードはございますか?
洗面所の全面を張り替え(床・天井・壁)を行った後に洗面台も新しく交換しました。そのときに室内の止水栓が古くなっていることに気が付かずそのまま取り付けを行って通水してしまい、止水栓が水圧で”すぽーん”っと抜けて破損し、水が大噴射。脱衣所が水浸しになった事がありました。
その時は手持ちの部材で何とかなったのですが、施工時間が大幅に過ぎてしまい、朝8時からお伺いして完了したのが夜の11時。お客様には「こんな時間までやってくれてありがとう。親身になってやってもらえる業者はあんたが初めてだ!」と言っていただけましたが、細かくチェックすることの重要さを学んだ事と悔しい思いをしました。
Q8.お仕事のやりがいを感じるときを教えてください
他のオーナー様も同様におっしゃっていると思うのですが、やはり、お客様から”ありがとう”と言ってもらえることはやりがいを感じます。さらに、地域密着型での仕事なので以前、施工したお客様と新たにお見積りに行ったお客様がお知り合いで、「〇〇さんから、いい仕事するよって聞いたから頼んでみたの」と言って頂き、お仕事を頂ける事も「やってよかったな」と思えて、やりがいを感じます。
Q9.経営を安定させるためのコツなどはありますか?
安定させる事はオーナーの永遠の課題だと思いますが、意識面では自身の生活費が1ヶ月いくらで、販管費がいくらかかるかなど支出はどのくらいなのかをまず把握します。それを自身が働く日数で割ると、単純ですが一日に稼がなくてはいけない利益額が大体出ますので、それを元に仕事の量を決めればいいとは考えています。
様々な考え方がありますが、何より、目の前のお客様に真摯に向き合い、正直に仕事するって事が大事なのではないでしょうか。
Q10.仕事をする際に、気をつけていることはありますか?
お客様と接することが多いので、身だしなみで清潔感は気を付けています。
さらに施工に関しては工具を使用する際は、どうやったら怪我をせずに施工できるかを考えながら仕事をしています。
Q11.家工房に加盟してからの変化を教えてください
前職では各地を転々としながら仕事と社宅の往復のみで充実した日々とは言えませんでしたし、地元の活動などは全くできませんでした。家工房に加盟してからは、地元の商工会に加入して、祭りに参加したり、ラジオに出させてもらったり、お化け屋敷を企画して運営してみたりと、地元の方に喜んでもらえる活動が出来るようになりました。
公園の草むしりのような地域貢献活動にも積極的にするようにしています。正直忙しい毎日ですが、気持ちの面での充実感や達成感などは一番の変化だと考えてます。
Q12.今後の目標や展望を教えてください
様々な目標がありますが、事業活動としての目標は売上、利益も重要ですが、まずは困った時に”ぱっと”思いつく一番の存在になりたいです。佐藤さんに任せておけば安心って言って頂けるような存在になりたいです。
Q13.そのような目標を実現するために、課題と感じていることがあれば教えてください
おかげさまで多数のご依頼を頂ている状況で嬉しい限りなのですが、自身の施工スピードがまだまだ勉強中で、お待ちいただいている事が心苦しく、もっと早くお伺いできればと考えており、その点が課題です。
Q14.家工房で仕事をしていてうれしかったエピソードを教えてください
網戸の張り替えでお伺いしたときに、お隣様と目が合ったのでご挨拶したら、お隣様から、もしかして家工房の佐藤さんですか?とお声がけいただき、なんとそのお隣様の”お姉さん”が、先週、雨漏り修繕させて頂いた方だったのです。
その方から、姉が長年悩んでいた雨漏りが無くなり、「本当に助かったから次回のアフターフォローで来ていただいた時にさらに違うところもお願いしたいんだ」と言っていたと伺い、お困りごとを解決出来た事と、喜んで頂いた事が大変嬉しかった事がありました。
Q15.家工房の将来性について、どのように感じていらっしゃいますか?
地域密着型の仕事ですので、少子高齢化社会での需要はますます上がってくると思います。
Q16.この仕事に向いている人はどんな人だと思いますか?
家工房の仕事は様々なお困りごとを解決することだと思っています。お困り事が自分では出来ないときは助けてもらえば良いし、技術はなくても後から身に付きます。僕もそうでした。大切なのはお困りごとに対してちゃんと向き合えるかどうか。
自分から考えたら小さなお困り事かもしれないけれど、お客様からしたら大事かもしれない。ちゃんと向き合うことが出来れば向き不向きはあんまりないと思います。
Q17.これから起業しようとしている方へのアドバイスやメッセージなどはありますか?
会社員の時と比べて収入の安定・保証は無くなります。今でも私自身不安になる事があります。今まで会社がやってくれていた事も自分でやらなくてはいけなくなるなどの手間も増えます。そこは紛れもない事実です。
ですが、以前の私と比べて、地域に根差した活動が出来る事や、お客様に喜んで頂けたときの達成感、施工を重ねる度に成長している実感、さらに僕の場合は収入も上がりました。これもまた紛れもない事実です。
なので、説明会や直接オーナーと話せる機会があるのであればぜひ、一度聞いてみてはいかがでしょうか?家工房はエリアが重複しないためオーナー同士がライバルではなく、仲間だという考え方があります。このようなフランチャイズは珍しいのではないでしょうか。僕も説明会に参加して、仲間のリアルを聞くことが出来て、参考にしてました。きっと良い判断材料になると思います。